この3つに留意して当院では、1歳のお子さまへの診療を行っております。
生後6か月頃から生え始めた乳歯は、1歳になる頃には4~8本くらいまで増えます(成長には個人差があります)。生えはじめの乳歯に対して、当院では継続的なフッ素塗布が可能です。フッ素には虫歯菌から歯を守る効果があり、虫歯になりにくい状態の維持が望めます。
乳歯のときに虫歯にかかってしまうと、将来生えてくる永久歯にも悪影響が及びやすくなるものです。だからこそ、乳歯の頃からの虫歯予防が大切だと言えます。
乳歯が生えてきましたら、離乳食について理解を深めておくのがおすすめです。離乳食の開始時期や作り方・与え方など、ご家庭で無理なくできる方法を、当院の管理栄養士がアドバイスします。
離乳食はお子さまの栄養源になるだけでなく、生涯のお口の健康を作る土台としての役割も担っています。例えば、離乳食の内容によって噛む回数は変わるもの。そうすると、あごの成長やお顔周りの筋肉の発育状況も変わってきます。
また、栄養面での偏りや食べ物の好き・嫌いは、将来の虫歯リスクの増大につながるとも言われています。
このように、離乳食はお子さまの将来にとても重要な影響を及ぼすものなのです。
お子さまにとって大切な離乳食に関し、管理栄養士が丁寧にアドバイスしています。食育についてもどうぞお任せください。
3歳以下のお子さまが多く来院される当院では、お子さまの食事方法をはじめ、スプーンの運び方や授乳の方法など、食育に関するさまざまなアドバイスを行っています。
「成長の基本と出発点はお口である」「お口をしっかり成長させることは、お身体全体の健全な成長につながる」…このように考え、きめ細かく役に立つアドバイスを心がけています。
小さなお子さまが食事をする際、よく見られるのが、足が椅子の支えや床についていない様子です。
足がぶらぶらしている状態は、集中力の低下を招きます。さらに、食事に対する意識が散漫になったり、噛む力が弱いせいで丸飲みの癖がついてしまったりなど、悪影響を及ぼしかねません。だからこそ、食事中のお子さまの姿勢はとても大切です。
当院では、食事の際の正しい姿勢をお伝えし、お子さまの健やかな成長をサポートしています。
ファーストシューズは、歩き始めの赤ちゃんが履き物に慣れるための靴です。家の中とは違い、外を歩くときには、道にさまざまな凹凸や段差があるもの。こうした環境の中で上手に歩くには、ファーストシューズを履いての練習がとても大切です。
目安は、赤ちゃんが自分だけで10歩程度歩けるようになること。この段階になったら、ファーストシューズを用意してみましょう。まずは家の中でシューズを履き、歩く練習を始めてみてはいかがでしょうか。
より足に合った靴をお使いいただけるよう、滑りにくいインソールのカスタマイズ方法や足裏の育て方(土踏まずの形成)に関してもアドバイスできます。詳しくはご相談ください。
月齢・年齢はそれぞれの目安です。お一人おひとりの成長や発達に応じ、歩き方や姿勢(座り方)、睡眠についてアドバイスします。気軽にご相談ください。
お子さまの健康なお口作りは、お母さまの妊娠期、つまり「マイナス1歳」から始まっています。
妊娠中からお母さまのお口の状態を清潔に保ち、虫歯菌を減らしておけば、生まれてくる大切なお子さまへの虫歯菌の感染を遅らせることが可能です。感染を遅らせられれば、お子さまのお口を虫歯にかかりにくい状態へ導けます。マイナス1歳からの取り組みは、虫歯にかかりにくいお口を我が子へプレゼントすることでもあるのです。
当院で是非、マイナス1歳から健康なお口作りを始めましょう。